# VIVA EDUCATION
project 322 「先生さようなら」
https://scratch.mit.edu/projects/354779381/
学校遠望・・・丸山薫
学校を卒(お)えて歩いてきた十幾年
首(こうべ)をめぐらせれば 学校ははるかに
小さくメダルの浮彫のようにかがやいている
そこに教室の棟棟が 瓦を連ねている
ポプラは 風に裏返ってゆれている
先生は 何事かを話しておられ
若い顔たちが いちように それに聞き入っている
とある窓辺で 誰かがよそ見して
あの時の僕のように ぼんやり こちらをながめている
彼の瞳に 僕のいるところは 映らないのだろう
ああ 僕からは こんなにはっきり見えるのに
⁂この詩を読む時、私もこの詩人の隣で、同じように、学校の一つの教室をながめている気になる。
⁂ぼんやりこちらを眺めていたあの子は、気がついた先生に注意されてしまったかな?
⁂わが父(弓小屋のハウスの御主人)は、よく、生徒たちを静かにさせるために、「ぴー」と笛を吹いた。みんなびっくりして、静かしたなー。