# VIVA MY LIFE
project 361 「ひとりごと」
https://scratch.mit.edu/projects/277235242/
「ひとりごとは、ハルさんの元気印」
⁂ハルさんは、とても勉強家で、慎重で几帳面な人だった。10年前、87歳の時、もんめさんの借りてきた「寝たきりにならないための本」を、2度も3度も読み返していた。そんなハルさんが、88歳の夏、突然、多発性脳梗塞で、意識失調状態となり、それ以来、寝たきりとなってしまった。
でも、ハルさんは、元気でした。ハルさんの元気の素は、ひとりごとでした。ハルさんのひとりごとが、聞こえている間は、家族は、安心して、仕事ができたのです。
「独り(ひとり)」・・ヘルマン・ヘッセ
地上には 大小の道がたくさん通じている。
しかし、みな 目指すところは同じだ。
馬で行くことも、車で行くことも、二人で行くこともできる。
だが、最後の一歩は、自分ひとりで歩かねばならない。
だから、どんな辛いことでも ひとりでするという事に勝る
知恵もなければ、能力もない。
「年年歳歳花相似たり、歳歳年々人同じからず」
⁂くる年もくる年も、いつも花は、同じ麗しさに咲いているが、
しかし、人間は、年々同じではない。歳と共に老いてゆくものである。