307番目のテーマ「いちょうの木」

# VIVA MY LIFE

project 307「大いちょう」

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毎年、あちらこちらのいちょうの木が、黄金色に、美しく色づき、秋になったのを知らせてくれると、神宮外苑のいちょうの並木や、小学校のいちょうの木を思い出すのだ。

そして、父の自分史の中の、版画の「いちょうの葉の挿絵」つきの散文詩も思い出す。

   「大いちょう」

校庭の大いちょうは、樹齢150年 高さは24から25メートルもあろうか

まわりのどの木よりも大きく 三階の校舎よりも高い

昭和20年の戦災で この大いちょうも大やけどをした

枝のほとんどを失い 再起を危ぶまれたが 翌年の春には

思いがけなく新芽を吹き出し その生命力の強さに 目を見張った

毎年十月ごろになると 黄金色の銀杏(ぎんなん)の粒を いっぱい実らせる

春の新芽の萌え立ち 真夏日の灼熱を通さない木陰

秋は美しい黄金の色づき そして 冬の訪れとともに葉は散り

後は  枝、枝、枝・・・・

このように 四季折々の移り変わりを知らせてくれる

子供たちは この木を陣地に 鬼ごっこに打ち興じる

そして作文を作づり 詩にうたい 絵に描く

子供たちの誰もが 一度はこの木に じかに触れて

その力強い息づきを 肌で感じ取ることであろう

⁂私が、小学校の片隅の弓小屋ハウスに住んでいた頃から、「あの大いちょうは、大いちょうだった」気がする。そして、父が散文詩を書いてから、はや35年経ってしまった。あの大いちょうは、今もあの場所にあるのだろうか?

 

*12月12日は、漢字の日だ。*「(いい)字(いち)時」が、「1(いい)2(じ)1(いい)2(じ)」となる。財団法人漢字能力検定協会が、1995年に(平成7年)に、制定した記念日だそうだ。

*またこの日に、今年の漢字が、発表されるそうだ。

 

*木と樹の違いは?「いちょうの樹」か「いちょうの木」???

そこで、私は、「木」と「樹」の違いを調べることにした。

樹は、「立ち木」をいい、「樹木」などという。木は、「立ち木」を切ったものをいい、「木材」などという。・・・・