# VIVA JAPAN
project 547 「乃木大将」
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「乃木希典」
⁂乃木大将は、明治天皇(第122代)の要望で、明治40年に学習院の第10代目の院長になり、昭和天皇(第124代)のご教育の責任を背負われた。
「明治終焉」
⁂「聖上陛下御危篤」の知らせは、7月20日頃から、国民にも知らされた。
⁂「明治」という時代に、国民国家日本を誕生させた天皇の崩御は、とてつもなくおそろしいことだと、国民、皆がかんじた。国民国家の御世が失われてしまう事の恐ろしさを、乃木大将も感じたのだろう。
⁂乃木大将の殉死は、西洋を見習おうとしてきた日本の近代化の汚点であり、日本人の精神の闇といえる。
*神武天皇が、第一代目の天皇です。明治天皇は、大122代目の天皇です。
「旧尋常小学校唱歌」・日ロの両将軍の会見「水師営の会見」の様子を歌にしている。
「水師営」・佐々木信綱・岡野貞一
旅順開城約なりて 敵の将軍ステッセル
乃木大将と会見の 所はいづこ水師営
庭に一本なつめの木 弾丸あともいちじるし
くづれのこれる民屋に いまそ相見る二将軍
昨日の敵は今日の友 語る言葉もうちとけて
我は称えつ彼の防備 彼は称えつ我武勇
「さらば」と握手ねんごろに 別れてゆくや右左
筒音絶えし砲台に ひらめきたてり日の御旗
⁂旧尋常小学校の唱歌は、日ロ陵将軍の会見の様子をこのように表現していた。
「乃木神社」・「忠誠」の神様。港区赤坂8丁目。乃木大将と静子夫人を祭っている。大正12年創建。
「辞世の歌」
乃木大将「神あかりあかりましぬる 大君のみあとはるかにをろがみまつる」
静子夫人「うつし世を神よりましし大君のみあと慕いて 我はゆくなり」
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