357番目のテーマ「守株(しゅしゅ)」

# VIVA PROVERB

project 357 「株を守るの類なり」

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https://scratch.mit.edu/projects/361404591/

「株を守るの類なり」「守株之類也」・韓非子

木の切り株の番をする。融通の利かぬこと。いたずらに、いままでのしきたり、習慣にこだわること。進歩がないこと。時に応じた物事の処理ができないこと。

⁂うさぎが、走ってきて、木の切り株に当たって、死んだ。それを見た宋の百姓が、仕事を投げ捨てて、毎日、うさぎを手に入れようと、その株を見張った。

その為、畑は、荒れ放題で、草が生い茂り、作物も取れなくなってしまったという。

「待ちぼうけ」・・・作詞・・北原白秋

大正13年(1924年)、南満州教育会が、満州で暮らす日本人師弟向けに、まとめた「満州唱歌集」の1,2年生用に掲載した唱歌だという。

              1、 待ちぼうけ 待ちぼうけ ある日せっせと 野良稼ぎ 

    そこへ兎がやって出て ころり転げた 木の根っこ

    2、待ちぼうけ 待ちぼうけ しめたこれから 寝て待とか

    待てば獲物は かけて来る 兎ぶつかれ 木の根っこ

    3、待ちぼうけ 待ちぼうけ 昨日鍬取り 畑仕事

    今日は頬づえ 日向ぼこ うまい切り株 木の根っこ

    4、待ちぼうけ 待ちぼうけ 今日は今日はで 待ちぼうけ

    明日は明日はで 森のそと 兎待ち待ち 木の根っこ

    5、待ちぼうけ 待ちぼうけ もとは涼しい きび畑

    いまは荒野の ほうき草 寒い北風 木の根っこ

 

 「守株(しゅしゅ)・「株を守る」

⁂「奇跡」としか思えない出来事を もう一度起こるかも・・・と、何もしないで待つことをいう。

宝くじに当たるかも…と、夢ばかり見て、現実を直視しないで、片付けもしないで、仕事もしないでいると、今年も、「待ちぼうけ」を食わされるだけで、進歩のない一年になりそうだ。「クワバラ、クワバラ」・・・。