157番目のテーマ「道」
# VIVA MY LIFE
project 157「人生は、一回限りである」
(https://scratch.mit.edu/projects/295744380〉
「日月有環周 我去不再陽」
陶淵明の詩より
自然は、無限の循環であって、西の山に沈んだ太陽は、また、東から登る。月は、かけても、また満ちる。しかーし、しかしだ。私たちの人生の旅は、たった一回かぎりであると言っている。
陶淵明は、「帰去来の辞」などにも、自分の死生観を表している。
母を介護していた、十数年前に、上智大学のドイツ人の神父さん(?)の死生学の話をラジオ(?)で、聞いた。終活のことだ。自分自身の死の準備の話だった。母と二人で、話し合ったことを思い出す。そのときのメモ書きが出てきた。
①執着を立つこと。手放す心。②心のケア。許しと和解。③感謝の表現。
④「さよなら」を告げる。⑤遺言状の作成。⑥葬儀の方法を考える。
と書いてある。
母は、何度も、遺言書を書き直していた。平成15年の7月7日に、多発性脳梗塞でたおれ、寝たきりになり、それから、3年、まだらボケ状態であったけれど、死の3日前に、はっきりと、「ありがとう。」「さようなら!」と言ってくれた。
「この道を行く」
この道を行くよりほかない私である
それは、苦しい、そして、楽しい道である
はるかな、たしかな、細い、険しいみちである
白道である
それは、むごい道である
冷たい道ではない
私は、歌う 私は、歌う
自然を歌う 人間をうたう
「僕の前には道がない、
僕の歩いた後に道ができる」
「この道より 我を生かす道なし
この道を行く」
今日は、絵本「鼻歌ウサギさん」を読んでもらいました。
「はなうたウサギさん」エリック・ローマン作・今江祥智訳
お気楽なウサギさんさんのおはなしです。何をするのも、鼻歌交じりのうさぎさんです。なにをしようが、どこにいこうが、決まって、てこずることばかりです。それでも、心配しているねずみ君に、
「しんぱいすることないですよ!ねずみくん」
といいます。ねずみくんは、
「ウサギさんときたら、いつだって、鼻歌まじり、そのくせ、失敗しても、仲間をおこらせても、鼻歌交じりの気楽なウサギさんだ。」
今、こんな気楽な人生を送る人がいたら、どんなことになるでしょう?