153番目のテーマ「素話(すばなし)

# VIVA EDUCATION

projects 153「世界で一番きれいな声」

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https://scratch.mit.edu/projects/295351541

(あらすじ)ある日、太ったコガモが、外に散歩に出かけます。コガモにとっては、散歩は、世界旅行と同じことです。最初に子猫にあいました。子猫のなき声が、とてもきれいにきこえたので、コガモは、まねてないてみましたが、思うように同じようには、なけません。

次に、子犬にあいました。子犬のなき声も、まねできません。どんなにきれいな声だと思っても、黄色い小鳥のまねも、牝牛のなき声のまねできません。最後に、お母さんガモがやってきました。これこそ、コガモがまねできる、世界で一番きれいな声だったのです。

この物語を、本や紙を見ないで、子供たちの前で、お話しするのが、素話(すばなし)です。皆を空想の世界へ、導けるでしょうか。娘の奮闘が、続きます。こがもが、子猫や子犬のなき声をしようとするときの、話し手の繰り返しのセリフが、老人の頭にも残ります。「こがもは、『ミャオ』となけるでしょうか?・・いいえ、なけません。」次に会った子犬の時も、「こがもが、『ワン』となけるでしょうか?・・いいえ、なけません。」とつり返していくのです。

 

 「だめといわれてひっこむな」

     アルフ・プロイセン作、瀬田貞二