116番目のテーマ・・「大器晩成」老子・41

# VIVA PROVERB

プロジェクト116「面白絵」

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使い方・・①上の絵の画面の真ん中をクリックするとスクラッチプログラム画面に移ります。

「大器晩成」老子・41

大物と、いうのは、若いころは目立たず、年を取ってから大成するという意味です。「大器」は、大きな器で、大きな器は、簡単には、出来上がらなかったので、そんな器を人間に例えたのでしょう。いつまでも、「うだつが上がらない」人は、よくこういって励まされました。「あんたは、大器晩成だから・・」と、・・・

「うだつがあがらぬ」

「うだつ」は、梁の上に立てて棟木を支える短い柱のことです。物置のような家に住んでいて、梁の上に「うだつ」を上げることが出来ない、家らしい家に住めないということから、「いつも逆境にあって、幸せになれないことのたとえ」としてこの言葉が使われました。

特に、おじいさんやおばあさんに「うちの孫は、天才かも・・・」と、可愛がられた孫は、「ただの人」や「うだつが上がらない人」になりがちです。

「十で、神童、十五で、天才、二十歳過ぎれば、ただの人」です。

人間って面白いですね。十歳の時、神童と呼ばれた人が、十五歳になると、才児程度になり、二十歳を過ぎると、平凡な人になってしまうのです。小さい頃は、教え込めばなんでも覚えますが、それは、本当の才能ではなく、ただ、人より先に覚えたというだけのことで、他の人も、だんだん追いついてくるので、結局は、普通の人と同じになってしまうということなのです。