# VIVA CULTURE
project 337 「冬至」
https://scratch.mit.edu/projects/356481581/
かぼちゃは、土地を選ばず繁殖する。我が家でも、12月になって、コンポスターの脇から、かぼちゃの芽が出始め、花が咲き、実がつき始めている。ゴルフボールぐらいの実になった。実は、これ以上大きくならないだろう。昔は、どんな土地でも、いっぱい収穫できるかぼちゃのような人、間の抜けた人を、さげすんで、「カボチャ頭」とか、「カボチャ野郎」と言った。
「冬至」のかぼちゃは、秋に収穫されたものだ。かぼちゃには、ビタミンAが豊富に含まれているので、冬至のかぼちゃは、昔から、ビタミン不足になりがちな冬の栄養源だった。
「かぼちゃのうま煮」・・・かぼちゃは、一回洗って、日に当てて、白い粉が出てきたら、調理するとよい。皮を取り、3㎝角くらいに切って、煮出し汁をひたひたに加えてから、中火にかけて、やわらかくなったら、、佐藤、酒、しょうゆみりんで、味付けする。そして、とろ火で、味がしみるまで、煮込むのだ。
・・「ミミコの独立」・・山之口獏(やまのぐちばく)
とうちゃんの下駄(げた)なんか はくんじゃないぞ
ぼくは その場を見ていったが
とうちゃんのなんかはかないよ とうちゃんのかんこをかりてって
ミミコのかんこはくんだ というのだ
こんな理屈をこねて見せながら ミミコは小さなそのあんよで
また板みたいな下駄を引きずっていった
土間では片隅のカマスの上に 赤い鼻緒(はなお)の赤いかんこが
かぼちゃと並んで待っていた
「冬至かぼちゃ」
・「冬至にかぼちゃを食べれば、よいよい(中風)にならない」・・・
・「冬至以降は、かぼちゃをたべるな。」・・・