300番目のテーマ「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」

# VIVA PROVERB

 project 300 「終活」

 

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 https://scratch.mit.edu/projects/237449236/editor

「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」

自分の足元をよく見なさいという意味です。お寺に行くと、入り口によく書いてありました。「脚下照顧」・・「足元を見なさい」、つまり、「履物を揃えて、上がりなさい」という事ですね。

もともとは、鎌倉時代に、禅僧の孤峰覚明(こほうかくめい)が、禅の極意を説明した「照顧(しょうこ)脚下(きゃっか)」・・・自分の足元を見なさい。人のことよりも、自分の反省をしましょうの意味です。

【最近のニュース】

去年(H30年9月30日)の台風で、家の屋根の大棟の瓦が落ち、初めて、我が家の屋根の瓦の弱さを知ることになったのだ。父母が、家を建て42年だ。H4年に、スレートの上に当時、流行ったセキスイU瓦を載せた。屋根は、30坪くらいあるので、当時は、立派に見えた。リホームで、セキスイU瓦は、メタメタになった。内装や、雨戸、玄関は、良くなったが、まだまだ、風呂や、畳など・・・あり、これ以上、金銭的にも、どうしようもない。

それよりも、自分の足元を見ようという事になった。「終活」だ。

「終活」父母の物、子供の物、自分の物、物があふれている。毎日使う物は、限られている。私は、使う物の整理から始めた。もともとの貧乏性が、なかなか大変だ。物に執着した私の心は、物を捨てることに対する罪悪感を生みだす。人は、「貧乏人の家ほど、物が、多い。」という。「御もっとも!」と納得・・・。

「終活」の目的が、「転居」になった。情けないが、仕方ない。

引っ越しの日、動かしたエアコンの下から、子猫の死骸が出てきた。ついこの間、お隣の玄関前にいた可愛い子猫だ。誰かが、捨てていったのだろう。市の清掃工場の若い女の方が、引き取りに来てくださった。子猫の冥福を祈った。・・・

私、「終活」、もっともっと 頑張るよー・・。