287番目のテーマ「路傍の仏」

# VIVA CULTURE

project 287「お地蔵さん」

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https://scratch.mit.edu/projects/320651023/

       一茶の句

「筍の番してござる地蔵かな」

「見物にじぞうも並ぶおどりかな」

「お地蔵も人をばかすぞ秋の暮れ」

 *小林一茶は、俳句の中で、地蔵さんのことを

  たくさん詠んでいる。            

① お地蔵さんは、死んでいった人と 生きている人を結ぶ仏さまだ。

② お地蔵さんは、村の境界線にある。

③ 村を離れた人には、お地蔵さんは、「村の象徴」、「思い出の対象」だ。

④ お地蔵さんは、日本の農村文化、庶民文化の「生活の知恵の素」だった。

 

     村のはずれのおじぞうさん

   「村のはずれのお地蔵さんは、いつもにこにこ 見てござる 

    仲良しこよしの じゃんけんぽん

    はい 石けり縄跳び かくれんぼ 元気に遊べと 見てござる

    それ みてござる」

       指を丸めて、のぞいたら

               指をまるめてのぞいたら 黙って、みんな泣いていた

    日暮れの空のその向こう

    さよなら呼べば遠くでさようなら

    おさげと 花と 地蔵さんと

       ノーエ節

    富士の白雪やノーエ 富士の白雪やノーエ

              富士のサイサイ 白雪や 朝日に溶ける

              溶けて流れてノーエ 溶けて流れてノーエ

    溶けてサイサイ 流れて 三島にそそぐ

    ・・・・・・・・・・

    お客困ればノーエ お客困ればノーエ

    お客サイサイ 困れば石の地蔵さん

    石の地蔵さんはノーエ 石の地蔵さんはノーエ

    石のサイサイ 地蔵さんは頭が丸い

    頭丸けりゃノーエ 頭丸けりゃノーエ

    頭サイサイ 丸けりゃ鳥が止まる