# VIVA LITERATURE
project 189 「和泉式部」
(https://scratch.mit.edu/projects/300797332/)
あらざらむ この世のほかの 思い出に
今ひとたびの 逢ふこともがな
間もなく私は死んでしまうでしょう。あの世への思い出として、死ぬ前にもう一度あなたにお会いしたいものです。
和泉式部は、和泉守橘道貞と結婚し、小式部内侍を産むが、その後、為尊親王、敦道親王との恋愛関係となったということです。
昔もいろんな女性がいたようだね。
今だったら、離婚裁判などで、大変なことになっているよね。
あまり内容も考えずに、私たちは、百人一首を覚えさせられて、試験を受けていたんだですね。私が、遅れすぎていたのかしら・・・・
宮廷に、身を置く女性は、天皇や皇后、上流階級たちとの交流することで、さまざまな、文化に接し、教養を深め、また、それを身に着けたということです。
「あの女は、役立たず(ろくでなし)」アンデルセン
洗濯女とその息子のお話だ。凍てつくような寒い日に、川で洗濯している母親が、息子に酒を買いに行かせ、酒を飲みながら、仕事を続けるのだ。そんな母親のことを、この女の人の素性を知っている町長が率先して、「あの女は、役立たず(ろくでなし)」というのだ。
アンデルセンは、自分の母親のことをテーマにして書いたようです。
「役立たず」について、
我が家の母も、寝たきりになってから、「兄嫁や弟の嫁が見舞には来るが、傍で、話し相手になってくれない」と、「二人の嫁は、役立たず」と、陰口を言っていた。
決して嫌いな理由ではないが、自分の思い通りにならない悔しさを表した言葉だ。
・・・H31年4月11日、テレビで、瀬戸内寂聴さんが、インタビューを受けていた。97歳だそうだ。結婚し、子どもがいるのに、浮気をして、家を飛びだしたという波乱万丈の私生活を小説にした小説家らしい。
51歳で出家して、今は、本当に有難い言葉がいただける尼さまだ。
悲しみを持って、たづねてきた人に、「泣きたかったら、いっぱい泣くように・・」と
「日にち薬」を与え、抱きしめた。寂聴さんの姿と言葉には、何か「重み」がある。
「あなのはなし」ミラン・マラリーク作
二見正直・間﨑ルリ子訳
最初は、小さな靴下の穴だったのに、ほころびがどんどん広がり、誰も繕ってくれないうちに、靴下を飲み込んでしまい、旅に出ることになるのです。四人の仲間にあいます。あなは、どんどん仲間をのみ込んで、一緒に旅をします。そして、一軒の小屋で休みます。すると、夜中に・・・
・・・「役立たず」の穴あき靴下からもこんな楽しい物語ができるんですね。