181番目のテーマ「フェニックス」

# VIVA CULTURE

project 181「不死鳥」

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https://scratch.mit.edu/projects/299903482/

「不死鳥」アンデルセンの童話

パラダイスの知恵の木の下に、一株のバラがありました。その最初のバラの中で一羽の鳥が生まれました。

 

「不死鳥」が出てくる校歌があります。

もゆる火の 火中(ほなか)に死にて また生(あ)るる 不死鳥のごと

破(や)れさびし 廃墟の上に たちあがれ 新学習院

花は咲き 花はうつろふ 過ぎし世の光栄(はえ)ふみしめて 

まなかひに 世界ををさめ 現実を生きて死ぬかん

なげかめや 昔を今と 荒波よ 狂(くる)はば狂へ

黒雲よ 行く手はとざせ わが胸は 希望高鳴る

二つなく 享(う)けし我命(わがいのち)おのがじし 育て鍛へて

もろともに世にぞ捧げん 常照らせ 真理と平和

**この歌詞は、当時、68歳の学習院の院長の安倍能成(哲学者)先生が、作られたものだそうだ。安倍能成先生は、夏目漱石の弟子だという。

フェニックスは、不死鳥である。フェニックスは、西洋の神話に出てくる鳥で、500年ごとに、燃える火の中で、焼け死んで、また生き返るのだ。

世界は、たえず、生きかえり、死にかえり、変わってゆくが、その中あって、死なない生命である不死鳥がいるだろうといっている。

 

日本は、戦争で焼けてしまったが、焼け跡から、日本人の負けず魂や、支え合う力を養いながら、ここまで、文化を高めてきたのだ。