今週のお題「書いてよかった2023」
R5年12月12日
project 774 「空の教え」
⁂ 「空の教え」は、「般若心経」に書かれている
お釈迦様の教えです。
「空の心」というのは、
こだわらない心
かたよらない心
とらわれない心
のことです。
⁂ 色即是空(しきそくぜくう)
是諸法空相(ぜしょほうくうそう)
空即是色(くうそくぜしき)
⁂ 世の中に変化しないものなどないのだから、
「こだわるな」ということです。
⁂ 般若心経は、観音様が、お釈迦様の一番弟子の舎利子に、「空」とは、何かについての真理を説いていく筋立てになっている。
⁂観音様とは、人々の身近にいて、深い知恵と慈悲で、苦しんでいる人の声を聴き、いろいろな姿に変身して、救いの手を差し伸べてくださる観自在菩薩、観世音菩薩のことだ。その観音様は、お釈迦様の教えの「人格化した存在」なのだ。
⁂「写経」
*とらわれない心、こだわらない心、かたよらない心で、「般若心経」を写経しよう。
⁂ 私は、「写経の歌」を作って、「写経」の時間を作っています。
⁂ 「写経」の歌
禅の心を学びましょう。
つまらないかげ口、悪口で、自分をみじめにするの
はやめましょう。
自分をせめるのも、ほどほどにして、正しい自分を
取り戻しましょう。
広い広い空のように、
かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心
を取り戻しましょう。
平和な世の中になるように、こだわり、わだかまりを皆捨てて
ただただ、祈りを捧げましょう、
ほとけの心を学びましょう。
⁂ 私も 80歳、傘寿を迎えました。
65年も昔、修学旅行で、奈良の法相寺大本山薬師寺を見学したとき
のことを思い出しました。案内してくださった若いお坊さんの
とても奇知に富んだお話が忘れられませんでした。
何年かたって、テレビで、その面白い法話のお坊さんが、
あの時のお坊さんで、薬師寺の住職さんになられた
高田孔胤氏だと知りました。
後に、書道の勉強をした時、写経のお手本の説明に、
高田孔胤氏の「般若心経」のあらすじが、
載っていましたので、いつか写経に挑戦したいと思いつつ、
今日まで生きてきてしまいました。
平和な世の中になるように、祈りながら写経します。
世界が平和になるように、祈りながら写経したいと思います。