377番目のテーマ「いずれも同じ」

# VIVA LITERATURE

project 377 「信楽さん」

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「いずれも同じ」・・・ヘッセ

少年時代を通じ、私は快楽を追った。

そして、そのあとは、陰鬱にとざされ、悩みと痛みとにひたった。

苦痛と快楽とは、今は私にとって 全く兄弟同士になり、溶け合っている。

喜びを与えるにせよ、悲しみを与えるにせよ、二つは一つに絡み合っている。

神様が、私を地獄の叫喚にみちびくにせよ、太陽の御空に導くにせよ、

私にとっては、いずれも同じことだ。

神様の御手を感じることさえできれば。