264番目のテーマ「親鸞」

# VIVA LITERATURE

project 264「明日ありと思う心の仇桜」

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https://scratch.mit.edu/projects/317049690/

「明日ありと思う心の仇桜  

     夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは」

                    親鸞上人作

桜は、明日もまだ咲いているだろうと、安心していると、夜中に風が吹いて、散ってしまうかもしれません。

明日は、どうなるかわからないから、頼りにしては、いけないよという「世の無常」を説いた、戒めです。

・・・人生もそれと同じです。健康に執着し、自分が、年を取っていること、いずれは、「死」があることも忘れがちです。

 

親鸞

親鸞は、鎌倉時代前半から、中期の日本の僧。浄土真宗の宗祖。

歎異抄(たんいしょう)」

親鸞親鸞の死後、親鸞の弟子の唯円が書いた、仏教の本。

親鸞は、法然よって、明かにされた、「浄土往生を説く真実の教え」を継承した。

阿弥陀の本願には、老少善悪の人を選ばれず。

ただ、信心を要とすと知るべし 」

 親鸞聖人は、「本願を信ぜんには、他の善も要にあらず」本願を信ずれば、ほかの善は、必要でない。「念仏に勝るべき善なき故に、悪をも恐るべからず、阿弥陀の本願をさまたげるほどの悪なきゆえに」という。

「はからいを捨てる」という事が、親鸞の念仏の内容です。

 

R1年6月16日、父の日。