# VIVA LITERATURE
projects 147「鳥呑爺さん」
(https://scratch.edu/projects/292821923)
読み聞かせのボランティアをしている娘から、「鳥呑爺」(とりのみじい)の昔話を教えてもらった。新潟県や長野県の昔話らしい。
おじいさんが、山へ開墾に行った。一休みしていると、そこに、山雀(やまがら)が飛んできて、鍬の柄にとまり、
「あやちゅうちゅう、こやちゅうちゅう、にしきさらさら、ごよのさかずき、もってまいろうか、びびらびん」
と、鳴いた。
おじいさんは、面白がって、鳥を指にとまらせたたり、ベロにとまらせたりして、鳴かせた。鳥がベロにとまっているとき、おじいさんが、しゃべろうとしたので、鳥を飲み込んでしまったのだ。すると、おじいさんのおなかから、鳥のしっぽが出て、さわると、
「あやちゅうちゅう、こやちゅうちゅう、にしきさらさら、ごよのさかずき、もってまいろうか、びびらびん」
と鳴いた。おじいさんは、いそいで家に帰り、おばあさんに、きかせた。おばあさんは、
「じさじさ、おもしい鳥をのんできたものだ。あした、向こうの街道を、殿様が通るちゅうから、殿様にきかせもうしたらいい」
という。そこで、おじいさんは、殿様を待って、殿様に、鳥の声をきかせた。殿様は、なるほど、面白い唄だと、よろこんで、おじいさんが、やっと背負えるほどの褒美の金をくださったとさ・・。
小鳥の霊妙な力への信仰からきた昔話らしい。
保育園の子供たちも、喜んで、聞いているという。
私達老人も、耳に気持ちよく残るこの「あやちゅうちゅう・・・」で、気持ちが明るくなる。主人に文句の代わりに、
「あやちゅうちゅう、こやちゅうちゅう、にしきさらさら、ごよのさかずき、もってまいろうか、びびらびん」
だ。・・・
3月9日、病院へ出かけた。高脂血症の薬が足りなくなったのだ。血圧を測ったら、すごく高かった。病院で測る血圧は、いつも高い。注意!注意!
今日は、「春一番」が吹いたとのこと。雨が降ったり、寒くなったり、熱くなったり、毎日、ころころとお天気が、変わること、変わること・・・。食欲旺盛な主人のために買い出しに・・・
3月11日(月)、夕べから雨・・・東日本大震災から、もう8年経ってしまった。午後2時45分から、国立劇場で、慰霊祭が行われ、秋篠宮御夫妻が出席されたとのこと、テレビに向かって、私も一緒に一分間の黙とうをした。
防災訓練の大切さをテレビで、勉強した。昔のように、「まず、火を消すは、間違え!!」
「かちかち山」