765番目のテーマ「三蔵法師」

令和5年11月19日、「西遊記

project765「玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)

 

⁂「西遊記

* 中国のお坊さんの三蔵法師が、孫悟空沙悟浄猪八戒を引き連れて、命がけで、砂漠を超え、インドにわたり、沢山のお経を持ち帰るという大冒険物語なのです。旅の途中で、たくさんの怪物や妖怪を退治しながら、前に進みます。孫悟空が、大活躍するお話です。

⁂「西遊記」の三蔵法師は、実在する中国の 玄奘三蔵法師(602-664)というお坊さんです。

中国が唐という国だった時、玄奘は、13歳で、お坊さんになりました。そして、中国のお経(お釈迦様の教え)の勉強をすべてマスターしてしまいました。もっともっとお経の勉強をしたいと、28歳になったとき、仏教の始まった国、天竺(インド)へと旅に出ました。唐の皇帝が、玄奘三蔵法師と名付けました。三蔵法師は、657のお経を中国に持ち帰りました。そして、インドのお経を次々に中国語に翻訳したのです。この玄奘の大冒険は、16年もかかったそうです。

玄奘の持ち帰ったお経は、日本へも伝わりました。