200番目のテーマ「筑波山」

# VIVA LITERATURE

project 200 「Skip to my lou 」

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筑波山は、標高877m。農閑期の行事として、

 

 つくばねのこのもかのもに影はあれど

   君がみかげにます影はなし(古今⑳東歌)

 つくばねの峰よりおつるみなの川

  恋ぞつもりて淵となりぬる(後撲⑪陽成院

                      百人一首/13)

***筑波の峰から激しく流れ落ちてくる男女川(みなのがわ)が、しだいに、水量を増やして、深い淵となるように、私の恋心も、積もり積もって、淵のように深くなってしまった。・・男体山と女体山の二つの峰から、流れ出る男女川(みなのがわ)・・

 

 つくばねに雪かも降らるいなをかも

    かなしき児ろがにぬほさるかも 

              (万葉集/3351)

***筑波のみねに雪が降ったのだろうか。そうではなく、愛する子が布を干したのだ。東国方言?)

 筑波山と富士山

**昔話に、筑波山と富士山のお話があります。

昔々、神様の祖先の偉い神さまが、それぞれの山の神様を訪問してまわったそうです。ある日、駿河の国の富士山で、泊めてもらおうと、富士山の神様に頼みました。しかし、富士山の神さまは、「今日は、自分の友達が来るから、だめです。」と断りました。怒った祖先の偉い神様は、富士山に一年中雪を降らせ、人の登れない山にしました。それから、祖先の偉い神様は、常陸の国の筑波山を訪ね、泊めてもらえるかと、頼みました。筑波山の神様は、自分のお友達も集まるので、ご一緒に楽しみましょうと、大歓迎しました。そこで、祖先の偉い神様は、筑波山には、いつも人々の集まる、青々と草木の生い茂った、賑やかな山になるようにしました。

万葉の時代には、農閑期の行事として、「歌垣」ということが行われたといいます。そのとき、男と女の掛け合いの歌が作られた。

 【最近のニュース】 

H31年4月18日、天皇、皇后両陛下は、三重県伊勢神宮豊受大神宮(外宮・衣食住と産業の神の豊受大神の祀られている神宮)の皇大神宮と(内宮・天照大御神の祀られている神社)へ参拝し、退位の報告をされた。

伊勢神宮の祭主は、天皇陛下のお子さんの黒田清子(黒田さやこ)様だ。4月18日は、お誕生日(50歳)。遺作展においでいただいた中学生時代のお姿を思い出します。

***AIがはじき出した健康寿命ための必要条件は、運動と読書という。だから、読書のために夜間図書館をつくる。・・解決策は、夜間図書館。

 H31年4月19日、平成最後の満月。