96番目のテーマ・・「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くがごとし」徳川家康の遺訓

# VIVA MY LIFE

プロジェクト96「My name is youkunn」 

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使い方・①上の絵の画面の真ん中をクリックすると、スクラッチ画面に移ります。

この絵本は、私の45歳で亡くなった弟を偲んで、私の思いを表した絵本です。弟は、売れないイラストレーターでした。しかし、夢は、とても大きかったようです。今のように、直ぐに、手に入るような値段のコンピューターがあったら、彼の夢は、かなえられたかもしれません。原稿を会社に届けて、母の家に寄って、一休みしている時に、心臓発作を起こし、心不全で亡くなりました。「人生、朝露のごとし」です。

「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くがごとし」

               徳川家康の遺訓

「仁重くして、道遠し」論語・泰伯

論語の「仁重く、道遠し」に基づいたもので、「人の一生は、重荷を背負って、遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。不自由を常と思えば、不足なし。」としている。

人生行路は、長く苦しいことが多い。そして、任務も重大であるので、一歩一歩を確実に進み続け無ければならないのだという意味です。

主人の母が好きな言葉です。91才で亡くなった母は、俳句と書道を老後の楽しみにしていました。そんな義母が、好きな言葉の一つです。

主人の父(荻野了)は、東大の医師になりながら、戦争中に病気になり、39歳で、3人の幼い子と、若い妻を残して、亡くなりました。義母は、佐賀の実家へも帰らず、島根の三瓶山の山の中で、お姑さん、小姑さんに仕えながら、近所の中学校の先生をして、子供たちを育てたそうです。達筆な毛筆で書いた色紙は、私達家族の宝物です。

「ようくんとどんきち」(チャイルド本社)の物語は、45歳で、亡くなった私の弟(坪内直紀)の物語を思い出して書きました。弟は、息子をモデルにして、本を作ってくれました。

また、「菜の花の日曜日」や「ガムを食べたかばのはなし」や、「パソコンBASIC辞典」「俺は田吾作アジな猫」などの挿絵や装丁をしました。